2023/10/10〜2023/10/16

2023/10/10(火)
仕事休み。今日から(というか土曜から)遅めの夏休み。といっても何の予定もないし、三連休でだいぶ出歩いたせいかうっすら体調が芳しくないので大人しくしておく。休日なのに珍しくノー飲酒。明日からの旅行の荷造りをして寝た。

 

2023/10/11(水)
朝からロームシアターへ。12日から始まる展示のために自宅の本を大量に持っていく。ロームの担当者の方と少し話す。一般の応募は少なくて告知不足だったとのこと。京都は本屋もいっぱいあるし本を読む人も多そうなのに勿体無いなと思う。設営を終え、その足で長野へ。毎年遅めの夏休みで地方都市一人旅を実行していて、社会人1年目札幌函館(2・3年目はコロナで断念)、4年目金沢、そして今年は長野・松本となった。何故かどこも冬が寒いところばかり。長野駅前が思っていた以上にこじんまりとしていて、こんなもんかと思う。ホテルに荷物を置いて1軒目は長野名物を置いてる居酒屋で軽く飲み(馬刺しを食べた)、2軒目でナチュラルワインの飲める店を見つけたのでふらっと入った。観光で京都から来ていることを話し、せっかく長野に来たならと、ドメーヌ長谷のロゼとオレンジを飲ませてもらう。めちゃくちゃうまい。ドメーヌ長谷のワインは市場にはあまり出回らないがもしかしたら売ってくれるかも、と地元の酒屋を教えてもらう。こういうやり取りが起こるのが一人旅の醍醐味だなとうれしい気持ちでホテルに帰って寝た。

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2023/10/12(木)
昨日の移動の疲れが取れない。が、せっかくの旅行なので早く起きて善光寺へ。早い時間なので人が少なくて良かった。チケットを買って胎内巡りをしてみたが、本当に真っ暗で狭い迷路みたいな空間に若干パニックになりかける。そのまま長野県美で展示を見て、平野珈琲で休憩。売ってる豆の種類の多さに驚く。コスタリカのイエローハニーを買った。帰って飲むのが楽しみ。平野珈琲、とても良い場所だった。長野駅前でそばを食べて松本へ移動。松本で行こうと目を付けていたお店にことごとくふられて適当な店で飲む。京都の物価感覚で注文すると1.5倍くらいの量の料理が出てくるので慌てた。京都は本当に全てが高いのだなと実感。時間を持て余したので少し歩いてご当地スーパーのツルヤへ。ツルヤが本当に良かった。もっと時間をかけて買い物すれば良かったと後悔するくらい素晴らしいスーパー。オリジナル商品の品数と品質に圧倒される。持って帰れるようにドライフルーツや酒のつまみになりそうなもの、ジャムなどを購入。もっともっといろんな商品を買いたかったが泣く泣くホテルに帰った。ツルヤ、京都にもできて欲しい。

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2023/10/13(金)
連日酒を飲んでいるのと慣れないベッドでうまく眠れないのとで疲れのピーク。やっと外に出ると快晴。サパンジというパン屋でパンを買って松本城のベンチで朝ご飯。サパンジのデニッシュが美味しくてひとり感動する。50代くらいの女性4人組が松本城をバックにキャラキャラと笑いながら写真を撮っている。あんな風に歳を重ねても学生の友達4人組みたいな旅行ができる関係っていいなと思う。まつもと市民芸術館松本市美術館を巡る。公共建築が豊かで羨ましい。松本市美の草間彌生の展示と常設の田村一男の雪山の絵が良かった。キャプションに載ってた田村本人の文章が忘れられない。"自然を見るということは、人生を見るというのと同じだと思います。生活がグラグラしていては、山は見えないと思います。"
アルプスごはんで定食を食べ、栞日で珈琲とドーナツ。どちらの店も京都の店や人と繋がりがあっておもしろいなと思う。栞日で売ってる本の並びが最高だった。お土産を買って、名古屋経由で実家に帰省。夕飯に大量の(べちゃべちゃの)天ぷらが用意されていてあまりにも実家すぎる風景だった。美味しくばくばく食べて早めに就寝。


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2023/10/14(土)
実家。朝から私以外の家族は皆、甥っ子の幼稚園の運動会の参観に出かけていった。ひとり家に残ったので昼食の準備を命じられたのでミートソースを作る。1人分でない、鍋いっぱいの料理を作るのはいつぶりだろうか。甥っ子向けの甘めの味付けにした。美味しくできたと思うが家族の反応は特に無い、でも無いのが妥当だよな、毎日同じ人間が同じテーブルで食事をするとそうなるよな、と思って新鮮だった。昼から地元で開催されてる現代美術の展示とライブイベントを見て回る。地元の中途半端な田舎加減が嫌で地元を出たのに、到底地元では見かけないようなお洒落で感度の高そうな人達が集まっているのを見ると何とも言えない気持ちになる。森道市場が盛況になるにつれ強くなっていくあの感情に似ている。この辺りはちゃんと言語化する必要があるなと思った。展示の方は、大和田俊さんの炭酸水の実物に謎の感動を得る。遠い青森の石灰岩
いろいろ見て回ったら疲れて、疲れるととたんに、ひとりになりたい、自分の家に帰りたい、となったので夜の新幹線で京都に帰った。誰かと暮らすのはもうむつかしいかもしれない。

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2023/10/15(日)
昨日の夜自宅に帰ってまず思ったのはなんて殺風景なんだということだった。物がない、片付いているとも言えるが生活感があんまり無い家だなと感じてしまった。モデルハウスみたい、と他人から言われたことを思い出した。あれは良くない方の意味だったんだろう。

 

2023/10/16(月)
長い夏休みが終わってしまった。悲嘆に暮れる。夜勤入りなので少しでも寝てから出勤したかったが午前中はやはりほとんど眠れなかった。