7/8(水)〜7/11(土)

水曜

夜、引っ越し準備を進める。どこにこれだけ収まっていたのだろうと思うくらいどんどん物が出てきて呆然とする。人がひとり生きていくのにこんなにも必要なものがあるのか。引っ越しの何がつらいって、すべてが首尾良く滞りなくいくのか不安で不安で仕方がないところ。完璧主義の自分の性格も相まって少しパニックだった。

 

木曜

残業後退勤。今週定時に帰れた試しがない。昨日に引き続き部屋の片付け。大学時代に書いていた日記のノートが出てきたのでパラパラ読み返した。最初の日付が2015とあり、ご、5年前…と驚愕した。内容はおそろしいほど今と変わっておらず、それはそれで恐ろしかった。強いて言うならば、なんだか毎日焦っているなと思った。必死で何者かにならなければならないと焦っているようだった。あと、今よりも手当たり次第いろんなカルチャーに触れようとしていて、そのインプットの貪欲さが羨ましいと感じた。結局、"若さ"なんだろうか。

 

金曜

やってしまった。朝起きたら家を出る時間の10分前だった。超速で身支度だけ整え、朝ごはんを食べずに家を出る。なんとか間に合った。こんなの社会人になってから初めてだったのでいくらかびっくりした。自分の知覚以上に疲れが溜まっているのかもしれない。普段あまり接しない人たちの業務を見る機会があり、単純にその仕事の尊さに感動した。職業に貴賎なしとは言うけれど、自分のやってる仕事がなんの役にも立っていないように思えてきて落ち込んだ。人を救うのは結局人と接している人ではないのか。どんどん思考が暗くなり鬱々としたまま寝た。

 

土曜

休み。びっくりするくらい起きられない。低気圧にしてはだる過ぎる。湿度が高くて息がしづらい。ほんのり胸骨というか気管分岐部のあたりに違和感。やだなぁ。検温するも熱発なし。咳なし。上気道症状ないので様子見。緩慢な動きで部屋の片付けを進める。キッチンまわりをピカピカに磨いた。昼、冷凍しておいた餃子の残りと春雨とパクチーでスープ。朝のだるさは改善したので夕方から外出。ニトリで布団圧縮袋を買い、ポルタをぶらぶらし帰宅。服屋で販売員のお姉さんにグイグイ話されるととたんに萎えて逃げるように退店してしまう。しかし「それめっちゃかわいいですよね〜〜!」から会話に入るのは鉄則なんだろか。過剰な共感は鉛のように重い。