安価な酒を安易に飲まない

5月16日(土)

 

久しぶりの朝から雨。すべてのものが青白く、鈍い光を帯びている。気圧のアレで何もやる気が起きない。朝ごはんを食べながらまた『きみの鳥はうたえる』を見た。飽きない。見るたびに新しい気づきがある。静雄、いつか急に爆発してしまいそうな悲しさを奥の方にもっている感じがする。原作では結局それが爆発してしまうのだけれど。函館もそうだけど、海がある街はいいな、ほどよくさみしくて。急に海が見たくなった。いくらか歩いたら急に海辺があらわれる街がいい。

午後はEテレで、『若おかみは小学生!』を見た。小学生の頃、青い鳥文庫の原作を読んでいたことを思い出した。青い鳥文庫はやみねかおるシリーズとかハリーポッターシリーズはわたしの読書体験のスタートだったように思う。本当に繰り返し繰り返し読んでいた。あの頃の熱中力からはずいぶん遠いところにきてしまった気がする。

夜、ビールを飲みながらMU2020の配信を見る。適度に酔っ払って楽しくなったが、酒のストックが切れたので散歩がてらコンビニまで歩いた。雨に濡れた木々たちの、緑の強い強い匂いがした。久しぶりに99.99買って飲んだら悪酔いした。安価な酒を安易に飲まない。今後の標語にします。