完全に初夏のそれ

4月29日(水)

 

イジリー岡田とデートする夢をみて起きる。私が食べられない魚の骨をイジリー岡田にバリバリ食べてもらっていた。いったい何なんだ。

自転車でスーパーに行く。ツツジの匂いがそこら中に漂っていて汗ばむ陽気だった。外の空気は完全に初夏のそれで、今年の夏は一体どんな風になるだろう。それを誰もわからない、わかっていないのが面白い。柄にも無いけどサンダルじゃりじゃり言わせて露店の味気ないかき氷食べたいなぁ。

昼はカレー。冷凍しといたマサラと鯖缶でつくって食べた。ヨーグルトと牛乳と桃缶をブレンダーでギュイーンしてラッシーもつくった。カレーを食べたな!という満足感がしっかりあった。

滝口悠生『やがて忘れる過程の途中』を再読。なんとなく今も「やがて忘れる過程の途中」なのだと思えばちょっと気が楽になる気がする。夕方、ぼーっと薄暮の窓の外を眺めていたら唐突に空虚が訪れたのであわてて酒を飲んでなんとかやり過ごした。