7月31日(金)

7月31日(金)

 

5時半起床。引っ越してからなぜだか目覚めが良くなったと自覚していたけど、さすがに金曜日は起きるのがつらい。ベッドから引き剥がすように体を起こす。出勤。早朝の街を歩きながら、やっと梅雨が明けたんだなと思った。

今週の仕事、明らかに有事で、あらゆる理不尽さや横暴に疲弊しながら働いている。本当に底から疲れてしまう。しかしこういう時に組織の真の姿が見えるというか、結局上の人間は私たちみたいなのは都合のいい使い捨ての機械ぐらいにしか思っていない、ということがはっきりわかってしまった。上の意思決定がぐちゃぐちゃな分、しわ寄せがすべて末端に降りてくる。直属の上司は半ば諦めモードだし、自分も最初は憤慨していたけれど感情を動かすほど消耗していくので途中からはもう無になって手だけ動かそうと決めた。それでも人間なので体力的にも精神的にも本当にしんどかった。午後からは吐気を伴った頭痛がしてきて顕微鏡を覗くとぐらぐらめまいがして泣きたくなった。

なんとか無理やり仕事を終わらせ退勤。帰り道、夕方の御池通が完全に夏のそれで、西の空に飛行機雲が見えて、少し体の力が抜けた。引っ越しして本当によかったなと思った。