スマイル

6月7日(日)

 

9時過ぎに起きる。スコーンッと晴れた青空。じめじめしてなくて吹く風が気持ちいい。掃除を済ませたら昼になっていた。素麺を茹でる。野菜とタンパク質がない…と思ってアスパラガスを茹ででカニカマとマヨネーズであえる。雑飯。

昼から外出。引っ越しを前に少しでも物を減らそうと大量のCDと漫画をブックオフに売りに行く。どうせ大した金額にはならない。33点で3656円。いちばん高値が付いたのはクリープハイプ『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』(初回限定盤DVD付)、1300円。尾崎世界観には頭が上がらないな。weekenders coffeeで豆を、リンデンバウムでブリュレを買い、無印を冷やかして帰宅。しかし暑い。リンデンバウムのブリュレ、下の方にグレープフルーツが埋まっていてほんとうに毎回感動してしまう。クリームの甘さとグレープフルーツの酸味苦味がびっくりするくらいぴったりくるし、膝から崩れ落ちてしまいそうなくらいいつも接客が優しくて泣きそうになる。

帰宅し、アイスコーヒーを飲みながらだらだらする。プリンセスメゾンを読み返していくらかハッとした。

どこにいたってくり返されるのは同じ毎日だし、

見える景色が変わったって私の人生が変わったわけじゃないし

夜。豆もやしのナムル、エビとアスパラとトマトでアラビアータ風の炒め物。しっかりにんにくと唐辛子を効かせたら最高においしくなった。何度でも言うが加熱したトマトは最高だ。ますます自宅で酒のあてをつくるのが上手くなっている。Netflixでアニメ『ピンポン』を見ながら晩酌。スマイルが好きだ。スマイルの持ってる諦念と絶望はほんとうに底知れない深さがある。スマイルと同じように、ロボットみたいに生きたいってどれほど思ったことだろう。幸せを感じることを犠牲にしてもいいから、どうか辛さや悲しみを感じなくなればいいと昔からずっと思っていた。もしかしたら今もそう思っているのかもしれない。